ハーブレクチャー – インフューズドオイルとハーブゴマージュ –


9月のハーブのレッスンは「ハーブの薬効成分を使った素肌を守る方法」。
インフューズドオイルとハーブゴマージュについてです。

使用したハーブはカレンデュラ、カモミール、ローズ、ヒース、ラベンダーなど。
どれもハーブティーとして飲用できるハーブなので、特別に買い足さないといけないのではなく、普段ストックしているティー用のハーブから小分けにして使う事ができます。


インフューズドオイルとは植物性オイルにハーブの成分を抽出したオイルの事。
このオイルは美容オイル、マッサージオイル、バーム(軟膏)や手作り石鹸を作る時に材料として使用出来ます。
今回はカモミールとローズのインフューズドオイルと蜜蝋を使ってバームを作って頂きました。
これから冬に向けて、乾燥が気になる部分にどこでも使えます。

ガラス棒やビーカーを使って材料を溶かしてゆく作業は、学校でさせられた理科の実験みたいで、懐かしくてつい笑顔になるようです。
とても簡単に作れるので、バームの手作りはとってもお勧め。
ハーブの種類を変えると切り傷用バームにもなります。

オイルと蜜蝋の割合は3:1(固め)〜5:1(柔らかめ)が目安です。
目的に合わせて固さを調節すると使い易いバームに仕上がります。


ハーブゴマージュとはハーブを使って行うピーリングのようなもの。
ゴマージュとは優しくすり込むこと(フランス語)という意味だそうです。

ゴマージュによって古い角質や毛穴の汚れをおとして、化粧水やオイルの浸透を高める事が出来ます。
くすみの改善や固くなった肌を柔らかくするのに効果的な方法です。
こちらもハーブもティーのストックから利用できます。
ラベンダー、ヒース、ローズの三種類で体験してもらいました。
他にはカモミール、ヤロウ、リンデン、ローズマリーなどもゴマージュにお勧めです。

材料はとってもシンプルにハーブと熱湯だけ。
ハーブの自然な香りがとも心地よくて、お休みの日に時間をかけて行うと、とてもリラックスできます。
<ゴマージュの方法>
ミルサーなどでハーブを粉末状にして、熱湯でふやかします。
ハーブ大さじ2に対して熱湯大さじ1〜2の間で固さを調節します。
ふやかしたハーブで気になる部分を優しくマッサージして、パックをするようにハーブをたっぷりと乗せ、ラップをして10分くらい時間をおきます。
ハーブを優しく払いおとしてから洗い流し、最後に化粧水やオイルでお肌を整えます。
*過度にしすぎたり力を入れすぎると、逆に肌を痛めてしうので、肌質と相談しながら、月に1〜2回のペースで行ってください。化粧水とオイルでのアフターケアも忘れずに。

お家にあるもので気軽にできることばかりなので、みなさんも試してみてくださいね。