ワークショップの様子 / クリスマスリース

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軽めの上着で外出できるくらい、今年は暖かな12月ですね。
寒さが苦手な私もさすがに冬の空気感が恋しくなり、今年は雪が降り積もる針葉樹の森をイメージしたリースを制作しました。
シルバーブローニアのグレーとナンキンハゼのホワイトの木の実を雪に見立てて、針葉樹のリースに散らしました。

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三宮・toiroでのレッスンの様子

今年は、アトリエ以外でも開催したので、初めて参加してくださる方との出会いが多くありました。
初めは不安でいっぱいで、ぎこちない手つきで作業されていた方が、少しずつ集中力を増して、帰る頃にはとても満足そうなお顔になっていたりします。
そんな様子を拝見すると、準備はとても大変なのですが、『また来年もリースのワークショップは開催しよう!』という気持ちになります。

『単純作業を繰り返す』という、根気のいる作業を最後まで頑張り抜いた達成感はとても素晴らしいものですね!
「普段はこんなに集中することがないから!」とみなさんおっしゃられているように、リース作りは『時間を忘れる』という言葉がぴったりの作業です。
でも、単純作業に見えて、リースの制作は実はとても奥深いものなのです。

次にどの素材を加えるかで出来上がった時の作品の印象はガラリと変わります。
リースはワイヤーで巻き込んでゆくので、決めた場所から他の場所へ差し替えができません。形・色目・向き・立体感を考えながら、目の前にある素材と真剣に対話する事になるので、作り終えた時は頭が空っぽな感じに近いかもしれませんね。そして、よく考えるのでお腹も空いてしまうんですね!
出来上がった後のティータイムは、とても美味しくて幸せなひとときです。

植物の香りを感じることも、手にした植物を魅力的に活かす方法を考えることも、作業を丁寧に繰り替えすことも、一つ一つがとても大切な作業です。
ailaのワークショップでは、普段の時間の流れから少し離れ、何かを見つけてもらえるきっかけとなるようにと、マイペースながら続けています。
次回は春が待ち遠しい頃に、何か楽しい企画をお知らせする予定です。
どうぞ楽しみにお待ちくださいね!